【淡路島5人殺害】全員に複数刺し傷 5人の身元判明

2015年03月10日 10:19

 兵庫県洲本市の民家2軒で刺されたとみられる男女5人が死亡した事件で、後から発見された夫婦が先に襲われた可能性が高いことが9日、兵庫県警洲本署への取材で分かった。

 また、5人全員に複数の刺し傷や切り傷があり、県警は強い殺意があったとみている。

 死亡したのは、平野浩之さん(62)と妻の方子(まさこ)さん(59)、浩之さんの母親、静子さん(84)の家族と、平野毅さん(82)と恒子さん(79)夫婦と確認された。県警は、浩之さん家族3人に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕した無職、平野達彦容疑者(40)が、毅さん夫婦の死亡にも関与したとみて詳しい経緯を捜査。同日、平野容疑者宅を家宅捜索した。

 また、平野容疑者のものとみられる会員制交流サイトなどには被害者らを中傷する書き込みがあり、被害者の親族とみられる女性が今月4日、洲本市役所を訪れ「近隣のことで相談したい」と無料の法律相談制度を利用していたことが判明。県警はトラブルの有無についても調べる。

 県警によると、9日午前7時10分ごろ、浩之さん方が襲われたと110番があった。通報を受けて、付近を調べていた警察官が午前8時前ごろ、近くの毅さん方の母屋で毅さんが、離れで恒子さんが死亡しているのを発見した。遺体の状況から死後数時間経過していたとみられるという。

幻想神域 RMT