清原和博がテレビマンへの“電話営業”再開も、現場からは「暴力団との関係が怖い」の声

2015年05月22日 12:31

 “番長”の営業電話が復活しているらしい。元プロ野球選手の清原和博氏が、知人のプロデューサーら複数のテレビ関係者に番組出演を持ちかけているというのだ。

 清原といえば、4月に出演した『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)が16.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を記録。これに気をよくしたのか、積極的に売り込みをかけているようだ。

「この前の番組では『死ぬほど落ち込んでいた』と言っていたのに、電話ではハイテンションだったと聞きます。本人は数字(視聴率)が取れたという話を枕に『まだ話してないことがある』と、似たような企画の逆オファー。電話を受けた者が『すぐに返答はできない』と答えると、急に落ち込んだ様子で『テレビを通じて息子に話しかけたい』と言ったとか……」(放送作家)

 ただ、その後に続々と仕事のオファーが舞い込んでいる様子はなく、そこは前出放送作家も「だからといって、清原を使うという声は聞かない」という。

「薬物疑惑は報道が出てからかなり時間がたっているので、逮捕されることはなさそうですが、怖いのは暴力団との関係です。以前、『週刊現代』(講談社)で報じられた記事では、親密交際があるという組織の実名まで書かれていた。業界では、これを単なるゴシップと見られないところがあります。『現代』は記者に、暴力団組織の関係者と内通した人間がいるともっぱら。過去、格闘技団体のPRIDEの記事では暴力団関係者の生々しい証言が載って、フジテレビが放送から撤退したほどでした。こういうのは暴力団側が何か意図的にネタ提供するケースもあって、清原を積極的にテレビに出せば、どんなトラブルに見舞われるかわかったものではない」(同)

 周知の通り、現在のテレビ界は暴力団との関わりが絶対的な禁止事項となっている。

「これは警察当局との連携によるもので、おかげでテレビマンが不祥事で逮捕されても記者クラブに実名が流されないなどの優遇処置もあり、何かと舞台裏の問題を秘めたテレビ界としては暗部を探られたくないので、警察の意向に沿って暴力団がらみは何があっても徹底排除なんです」(同)

 仮に暴力団との関係がなかったとしても、清原の高視聴率は「一時的なもの」と見る向きが強いと放送作家。

「私生活の告白は何度も使えるものではないですし、そもそも『金スマ』の視聴者からは番組批判も多かったと聞きますからね」(同)

 同番組では1年半ぶりのテレビ登場となった清原が、薬物使用疑惑報道と離婚により追い詰められた現状を告白したものだったが、ネット上では視聴者からの「落ちたのは誰のせいでもなく自業自得なのに」「他人や野球のせいにして、周囲にかけた迷惑や不摂生を棚に上げている」という批判が大半だった。

 清原はこれを機に人気タレントとして復活したいのだろうが、お涙頂戴な告白でかつての番長キャラが崩れたので、使いにくいともいわれる。昔の名前で稼ぐよりも、地道に就職先を探したほうがいいかもしれない。